自宅サーバーを作る

OpenBlockS について (すでにSakura/VPSにその機能を移し、常時稼動ではなくなっています)

目次

はじめに

家庭用で消費電力が少なく、静かで場所をとらないネットワーク・サーバーをつくるというテーマで OpenBlockS を使ったネットワーク・サーバーを作ってみる。

最近は、我が家でもADSL常時接続になったのと、Dynamic DNS サービスがこなれてきたようなので、自宅のファイル・サーバーも兼ねて OpenBlockS を使い倒してみることにした。OpenBlockS は 50 も 200 も扱ったことがあるので、今度の 266 も楽勝だと思われたが、今回から ssdlinux になっているのでかなりつらい。

ssdlinux は i386 版があるので、クロス・コンパイルができるだろうと思っていたが、どうもサポートするネットワーク・カードとかHDDとかが厳しくて、動かすことが出来なかった。せめて VMware 環境をサポートしてくれるとありがたいのだが。

セキュリティ修正など出るたびにソースを取り寄せて、コンパイル・動作チェックというのは、さすがに辛くなってきた。debian なら apt-get update 一発で済むところが、何時間もかかってしまう。HDD に debian(ppc版) のユーザーランドを展開すれば、簡単に動くようだ。でも、ヨットやグライダーが無くならないように、UNIX でもソースからコンパイルして構築できたほうが、何かの役に立つのかもしれない -- 負け惜しみかだったりして、debian 試したいけど、我が家の財務大臣が、もう1つ OpenBlockS 買うの許してくれんだろなぁ [sad])。

2005/6/24 ぷらっとホームのサポートページの事例のところに debian sarge HDDイメージの配布のお知らせがあることに気が付いた。 そのうち試してみよう。

2009/1/7 HDD故障で交換ついでに debian etch で使うことにした。自分でコンパイルする必要が無くなってとても快適なのだが、debian をわざわざ非力な OpenBlockS で使う意味があるのか...とか、自分でコンパイルするとコンパクトなものが作れるのに...といったことが頭をよぎる。

顛末記

2003/4/19に佐川で届いた。インターネットの荷物トレースでは、朝近くのターミナルを出たことになっているようだが、届いたのはなんと夜の8時、それも催促の電話を入れてやっと。

電源を入れて、シリアル・ポートにつないだPCで、正常に立ち上がっていることを確認して、電源を落とす。dmseg ぐらいとっておけば良かったか。

いきなりばらして、今日近所の電気屋で買ってきた 40GB の 2.5inch HDD (IBM 製) を取り付ける。ネジを買い忘れた、と思ったが、CFカードを取り外した際に残ったネジがそのまま使えた。

シリアル・ポートから fdisk で 4G, 128M, 34G と切って、それぞれ /, swap, /home, にする(つもり)。/etc/rc.conf に dhclient=YES と書き足せば、とりあえず eth0 が dhcp でブロードバンド・ルータに繋がったので、sysinst でインストール開始。全部のモジュールを plathome さんの ftp サーバーから持って来るようです。(ごめんなさい) - 【後日談】 /etc/rc.conf に dhclient_flags="eth0" も加えないと、使っていないネットワーク・インターフェースでDHCPサーバーが見つからない、といったメッセージを大量に受け取ることになる。 【さらに後日談】内部でメール・サーバーを立てると、ルータがMXレコードをフォワードしてくれないことが判明、DHCPは止めて固定アドレスにする。

ftp のダウンロード先のパス名が、最新版を指していないので、手で修正する必要あり。全部ダウンロードで 2 時間くらいかかった。

HDD立ち上げに切り替え (flashcfg -c harddisk) て、shutdown -r now。なんとか正常に立ち上がるようだ。swap を認識していないようなので、自分で mkswap, /etc/fstab 書き換え、swapon -a をする必要があった。SSD/Linux 0.2-20030417/2.4.20 #3 が動き出した。

時刻が UTC を指しているようなので、date -s "xx:xx:xx"; hwclock -s でとりあえず調整。一般ユーザーを作成。useradd otsuka -m ; passwd otsuka 。BSD 系は一般ユーザーが su 出来ない(?)ので、/etc/group の wheel に root,otsuka というように書き足す。su の後など logout に Ctrl + D を使う癖があるので、/etc/profile を編集して ignoreeof=10 を削除。

Apache + Perl (cgi) をすぐにでも動かさなければならない。perl は、バイナリではついていないので、/usr/src/usr.bin/perl から bmake で作る。これにも 2時間程度かかった。Apache は 1.3.27 に mod_dav も入れることにして、FreeBSD Layout (/usr/local 下に入れる) でインストール。なんとか cgi (掲示板)は動くようだ。mod_dav では繋がらないようだ。【後日談】 mod_dav は動くようになった。

自宅内のファイル・サーバーとして動かさないといけないので、samba をインストールしなければならない。こいつもバイナリは提供されていない。/usr/src/contrib/samba で bmake すればできるようだ。しかし、これが 3時間くらいかかった。なんとか動いているようだが、Windows Xp からアクセスしてもエラーになる。smbd のエラー・ログには、見たことも無いエラーが記録されている。いや〜な予感。【後日談】 samba は動くようになった。

終焉

さくらVPSを借りた時から考えていたのだが、ついにその日がやってきた。 すでに手のかかる一般公開用のWebサーバーやメール・サーバーはレンタル・サーバーへの移行が済んでおり、非公開のWikiだけをサービスしている状態だった。 内蔵のHDDは3年前に故障で交換(その前は5年間の稼働)しており、そろそろ故障してもおかしくない時期に来ている。HDDもノートパソコン用のもので、24時間の連続稼動は考えられていないと思われるのでなおさらである。

非公開サーバーをレンタル・サーバーへ持って行かなかったのは、サーバーを乗っ取られるなどした際の情報漏洩が怖い、というのがあったのだが、バックアップをVPSにとっていたりしたので、セキュリティ的には変わりがないため、IPやパスワードで制限して外に置くことにした。

さすがに8年前の組み込み用CPUと比べればさくらのVPS(2コアの2.4GHz Core2Duoとして認識されている)の処理スピードは問題がない。

(2011年8月23日)

参考


免責事項

ここに記載されている内容を実際に運用した場合のトラブルに関しては一切責任を負えませんのでご了承ください。
Copyright 2000-2011 Koichi Otsuka


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Last-modified: 2012-01-19 (木) 23:27:13 (2158d)