Debian Sarge (stable) を VMware Workstation 4.3.2でインストールしたときの記録
インターネット・リンク †
- Debian Project 公式サイト
- Debian ウィークリーニュース - 目次
- Debian JP Project - 世界共通の Debian でそのまま日本語が使えるようにシステムに改良を加えたり、ドキュメントや web ページなどの翻訳を行ったりするほか、日本語で情報交換できるメーリングリストの運営や検索サービスの提供など
- Debian Reference - システム導入後のユーザーガイド
- Debian GNU/Linux -- ユーザ文書
- パッケージ - 公式 Debian ディストリビューションに含まれているすべてのパッケージの検索
- Debian GNU-Linux -- DDP ユーザ用マニュアル - 基本的なドキュメント
- Download The XFree86 4.0 SVGA Driver (for Linux Guest Operating Systems) - Woody の XFree86 4.0 に付属の VMware Driver は、エラーになるのでこれに入れ替える。 apt-get upgradeすると、エラーを起こすバージョンに戻ってしまうので注意すること。
- Debian Mailing List Archives -- Index
- 2ちゃんねるの Debian スレのまとめ Wiki
- RedHat ユーザの Debian GNU/Linux 3.0 インストール日記 - RedHatでやりたいことが分かっている場合に便利
To Do †
- dhcp client で WINS のアドレスを得て、samba に反映させることができるようだが、 うまくいっていない。
VNCで日本語デスクトップを使う †
コマンドラインから vncserverを立ち上げる方法で デスクトップをVNCで立ち上げる場合、日本語にならないときは、 以下のスクリプトを $HOME/.vnc/xstartup として保存してから立ち上げる。
#!/bin/sh [ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources LANG="ja_JP.eucJP" LANGUAGE="ja_JP:en_US:en_GB:en" export LANG LANGUAGE GDMSESSION=default export GDMSESSION exec /etc/gdm/Xsession $GDMSESSION
日本語環境で man を使うと invalid charset name というエラーで止まってしまう。 sudo apt-get install jless として、$HOME/.bashrc あたりに PAGER=jless とすれば よい。set-language-env すれば自動でやってくれるようだが、お節介なことまで 設定されそうなので、/usr/share/language-env/ja/ を見ながら自分で設定している。
ネットワーク設定の切り替え †
出先で Linux 環境が必要な場合、ノートPCに VMware を入れて、その上に Debian を 入れることがあるが、ノートPCのような持ち歩く環境に Linux のネットワーク設定 をどう対応させるのかが悩ましいところだ。
VMware で 3つの選択肢がある。
- ノートPCのLANとブリッジ接続。ノートPC側で有効にしておかなければならないアダプタやサービスは無い。Debian起動時に DHCP の効いているネットワークに接続しておく必要がある。出先では LAN をつながないこともあるので起動しにくいのはつらい。
- ノートPCのIPアドレスをNATで共有。ちょうどブロードバンド・ルーターを通してインターネットにつなぐようなイメージで、ノートPCとDebian間に新しいセグメントを作ってくれて、DHCPサーバーもVMwareでサーバーとして用意してくれる。VMware DHCP Server や VMware NAT Service と、Debian側と通信するためののインターフェースを有効にしておく必要がある。
- ノートPCとだけ接続。固定IPをふればノートPCの物理的なLANの状態がどうなっていても Debian側との接続は安定する。Debian側からインターネットを含むノートPC以外のネットワークに接続できないのは、メンテナンスしにくい。
NATの設定で samba を動かすと、ノートPC自身の SMB プロトコルに影響しそうだ。
VMwareのサスペンド機能を使って、眠らせておいた NAT 接続の Debian を 起こして時刻を補正すると、DHCP の更新がうまくいかなくなってアドレスが 変わってしまうようだ。ssh や X11 でつないでいると突然切断されるので 注意。起こした後は時刻を合わせてIPが変わるまで様子を見るしかない?
Debian Installer †
sarge-i386-businesscard.isoをVMwareでCD-ROM Bootさせる。頻繁に更新されるようだ。
boot:に続けて linux か linux26 と打てば、kernel 2.4 と kernel 2.6 が選べる。KeN's GNU/Linux Diary - 最近のd-iに詳しい。
ring.asahi-net.or.jp等の適当な日本のミラー・サイトを選択することをお勧めする。
日本語で問題ないと思うが、出来上がった sarge の console で日本語を使おうとしてしまい文字化けするときは、kon2 を入れるか sudo dpkg-reconfigure locales の 2番目の質問で「なし」を選択する。個人の言語設定は set-language-env で行う。
task-sel で Desktop を選んでしまうと、KDE と GNOME を全て入れようとして 膨大な大きさになってしまう。
Apache2 †
/usr/share/doc の下をブラウザで読もうと dwww を入れたのだが、 cgi-bin の下の perl script が動いてくれない (テキストとして表示されてしまう)。
sudo /usr/sbin/a2enmod cgi sudo /usr/sbin/apache2ctl graceful
とすれば、/usr/lib/cgi-bin/ のスクリプトが動くようになる。 戻すのは a2dismod cgi だ。
Java2 SDK †
- J2SE 1.4.2から j2sdk-1_4_2_05-linux-i586.bin を落としてくる。
- でびあんじゃばに詳しい
APT tips †
パッケージの更新 (-s オプションでリストを確認できる) | apt-get update; apt-get upgrade |
パッケージのcacheの掃除 | apt-get clean |
パッケージのインストール状況を保存 | dpkg --get-selections |
パッケージをインストールした履歴(削除はわからない) | ls -lt /var/lib/dpkg/info |
package に含まれるファイルのリストを得る | dpkg -L package |
ファイルがどの package に含まれていたか調べる | dpkg -S /path/to/file |
emacs等の複数バージョンがインストールされた環境で使うバージョンを切り替える | update-alternatives --config emacs |
起動サービス(削除) | update-rc.d -f foo-service remove |
起動サービス(復帰) | update-rc.d foo-service defaults |
コンパイルに必要なpackageを全てインストールする | apt-get build-dep |
apt-get source helloでエラーになる | apt-get install dpkg-dev |
Cの開発環境をすばやくインストール | aptitude --with-suggests install gcc |
KDEの開発環境を用意する | apt-get build-dep kdeutils |
免責事項
ここに記載されている内容を実際に運用した場合のトラブルに関しては一切責任を負えませんのでご了承ください。
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