Debian Sarge (stable) を VMware Workstation 4.3.2でインストールしたときの記録


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To Do

VNCで日本語デスクトップを使う

コマンドラインから vncserverを立ち上げる方法で デスクトップをVNCで立ち上げる場合、日本語にならないときは、 以下のスクリプトを $HOME/.vnc/xstartup として保存してから立ち上げる。

#!/bin/sh

[ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
LANG="ja_JP.eucJP"
LANGUAGE="ja_JP:en_US:en_GB:en"
export LANG LANGUAGE

GDMSESSION=default
export GDMSESSION
exec /etc/gdm/Xsession $GDMSESSION

日本語環境で man を使うと invalid charset name というエラーで止まってしまう。 sudo apt-get install jless として、$HOME/.bashrc あたりに PAGER=jless とすれば よい。set-language-env すれば自動でやってくれるようだが、お節介なことまで 設定されそうなので、/usr/share/language-env/ja/ を見ながら自分で設定している。

ネットワーク設定の切り替え

出先で Linux 環境が必要な場合、ノートPCに VMware を入れて、その上に Debian を 入れることがあるが、ノートPCのような持ち歩く環境に Linux のネットワーク設定 をどう対応させるのかが悩ましいところだ。

VMware で 3つの選択肢がある。

  1. ノートPCのLANとブリッジ接続。ノートPC側で有効にしておかなければならないアダプタやサービスは無い。Debian起動時に DHCP の効いているネットワークに接続しておく必要がある。出先では LAN をつながないこともあるので起動しにくいのはつらい。
  2. ノートPCのIPアドレスをNATで共有。ちょうどブロードバンド・ルーターを通してインターネットにつなぐようなイメージで、ノートPCとDebian間に新しいセグメントを作ってくれて、DHCPサーバーもVMwareでサーバーとして用意してくれる。VMware DHCP Server や VMware NAT Service と、Debian側と通信するためののインターフェースを有効にしておく必要がある。
  3. ノートPCとだけ接続。固定IPをふればノートPCの物理的なLANの状態がどうなっていても Debian側との接続は安定する。Debian側からインターネットを含むノートPC以外のネットワークに接続できないのは、メンテナンスしにくい。

NATの設定で samba を動かすと、ノートPC自身の SMB プロトコルに影響しそうだ。

VMwareのサスペンド機能を使って、眠らせておいた NAT 接続の Debian を 起こして時刻を補正すると、DHCP の更新がうまくいかなくなってアドレスが 変わってしまうようだ。ssh や X11 でつないでいると突然切断されるので 注意。起こした後は時刻を合わせてIPが変わるまで様子を見るしかない?

Debian Installer

sarge-i386-businesscard.isoをVMwareでCD-ROM Bootさせる。頻繁に更新されるようだ。

boot:に続けて linux か linux26 と打てば、kernel 2.4 と kernel 2.6 が選べる。KeN's GNU/Linux Diary - 最近のd-iに詳しい。

ring.asahi-net.or.jp等の適当な日本のミラー・サイトを選択することをお勧めする。

日本語で問題ないと思うが、出来上がった sarge の console で日本語を使おうとしてしまい文字化けするときは、kon2 を入れるか sudo dpkg-reconfigure locales の 2番目の質問で「なし」を選択する。個人の言語設定は set-language-env で行う。

task-sel で Desktop を選んでしまうと、KDE と GNOME を全て入れようとして 膨大な大きさになってしまう。

Apache2

/usr/share/doc の下をブラウザで読もうと dwww を入れたのだが、 cgi-bin の下の perl script が動いてくれない (テキストとして表示されてしまう)。

sudo /usr/sbin/a2enmod cgi
sudo /usr/sbin/apache2ctl graceful

とすれば、/usr/lib/cgi-bin/ のスクリプトが動くようになる。 戻すのは a2dismod cgi だ。

Java2 SDK

APT tips

パッケージの更新 (-s オプションでリストを確認できる)apt-get update; apt-get upgrade
パッケージのcacheの掃除apt-get clean
パッケージのインストール状況を保存dpkg --get-selections
パッケージをインストールした履歴(削除はわからない)ls -lt /var/lib/dpkg/info
package に含まれるファイルのリストを得るdpkg -L package
ファイルがどの package に含まれていたか調べるdpkg -S /path/to/file
emacs等の複数バージョンがインストールされた環境で使うバージョンを切り替えるupdate-alternatives --config emacs
起動サービス(削除)update-rc.d -f foo-service remove
起動サービス(復帰)update-rc.d foo-service defaults
コンパイルに必要なpackageを全てインストールするapt-get build-dep
apt-get source helloでエラーになるapt-get install dpkg-dev
Cの開発環境をすばやくインストールaptitude --with-suggests install gcc
KDEの開発環境を用意するapt-get build-dep kdeutils

免責事項

ここに記載されている内容を実際に運用した場合のトラブルに関しては一切責任を負えませんのでご了承ください。
Copyright 2000-2011 Koichi Otsuka


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Last-modified: 2006-09-05 (火) 19:11:00 (6436d)