Fedora CORE 4 を VMware Workstation 4.5.2にインストールする。
Tips †
- 開発ツールやEclipseなどを入れると4GBを超えてしまうので、 VMwareの標準設定では、インストール途中でエラーになるようだ。 インストールが終わってみると、/ で 92%使ってしまっている。 VMwareで物理ドライブ /dev/sdb を加えて、LVM使って容量増やす練習をしてみるか。
- yum updateで使うGnuPGの鍵は、デフォルトで /etc/pki/rpm-gpg/ にあるものを 自動でインストールするようになった。
- DHCPv6のサーバーとクライアントがrpmになっている。
- xinetdは標準ではインストールされない。GUIによるパッケージリストにも無い(ような気がする)。yum install xinetd すればよい。
- Xvncと別のX serverを切り替えると「X-Window システムのキーボード設定が、現在お使いの GNOME キーボード設定と異なります。どちらの設定を利用しますか?」というダイアログが出て、{X,GNOME}の設定を使う、から選ばなければならなくなる。 GNOMEを選ぶと英語配置になってしまうので、 [デスクトップ:個人設定:キーボード:レイアウト(タブ)で Japanese-106key の選択。 xkb-error-20050620.txtのようなエラーメッセージがいくつか出る。
Samba †
service smb start でエラーになる。
/etc/init.d/functions: line 83: 2867 アボートしました$nice $*
デフォルト言語を英語でインストールすればよかったかもしれない。 英語のエラーメッセージが出てくれないと検索で引っかかりにくかったりする。
エラー・メッセージの内容が意味不明だ。 functions は、/etc/init.d/ にあるスクリプト・ライブラリで、 daemonという関数でsamba等のデーモンを起動している。 以前のFedoraでは、$nice initlog $INITLOG_ARGS -c $* という ように initlog というプログラムが起動失敗のログなどを管理していたようだが、 Fedora Core 4になって $nice $* だけで立ち上げているため、 デーモンの起動に失敗すると、『アボートしました$nice $*』などという わけの分からないエラーになるようだ。
/var/log/samba/smbd.log を見ると、PANIC: Could not generate a machine SID と あったので、samba の問題のようだ。
SELinuxを有効にしているのがだめなのかもしれない。 Fedora Core3 SELinuxメモにあるように、Fedora Coreでは SELinuxの設定はこなれていない。
# setenforce 0 # service smb start
とすれば、正常に立ち上がったので SELinux の問題のようである。 ちなみに、有効にするには setenforce 1、現在の状態は getenforce で分かる。
system-config-securitylevel で targeted の Samba のポリシーが個別に 設定できるようなので「smbd デーモンの SELinux保護を無効にする」に チェックすることにする。
LVM †
rootや他の重要なパーティションの大きさを変更する場合は、他にブートできる媒体が必要となるようだ。
- Logical Volume Manager HOWTO
- エンタープライズ:特集:LVMによるディスクパーティションの動的化(前編) (1/7)
- Pantora Networks » LVMを使ってみよう!
static route †
iproute2 のツールである /sbin/ip add の引数を書いておく。
cat /etc/sysconfig/network-scripts/route-eth0 192.168.0.0/16 via 192.168.0.5
- Linux Advanced Routing & Traffic Control HOWTO iproute2の概要
169.254.0.0/16 via eth1 というルーティングを削除
cat <<EOD >>/etc/sysconfig/network NOZEROCONF=yes EOD
- 169.254.0.0/16なNetworkへのroutingをやめさせる - Redhat 9からのようだ。
ssh-agent †
Fedora Core 4からstartxやvncを使うと、ssh-agentが起動されなくなった。
- かってに Linux3 (Freely Linux3) - xdm経由だと起動されるようだが、~/.Xclients が実行されないようだ。
/etc/X11/xinit/xinitrc を修正すれば良さそうだが、vncだけが問題になるときは、/etc/X11/xdm/Xsession の起動方法を参考に $HOME/.vnc/xstartup に以下のように 書けばうまくいった。
#!/bin/sh unset SSH_AUTH_SOCK unset SESSION_MANAGER . /etc/X11/xinit/xinitrc-common exec -l $SHELL -c "$SSH_AGENT $DBUS_LAUNCH gnome-session"
emacs †
Fedora Core 3でもおかしかったが、emacsをLANG=ja_JP.UTF-8で Xvnc を使って 立ち上げると、キーを押した途端にセグメント違反になる。 Xvncでも正常に動くこともあるようだが、一旦セグメント違反が出るとだめなようだ。
以前から使っていた ~/.emacs をきれいさっぱり消して使うと落ちないようだ。 しかし、Syntax Hilighting や 16dotフォントを使うといった設定を覚えさせると、 また落ちるようになってしまう。困ったやつだ。
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