Windows の Viewer

#contents

#navi(Sakura/VPS)

**概要 [#uff480e7]
VPSは表示や操作を遠隔で行う必要があることから、VNC等の遠隔操作を行う仕組みが重要になってくる。
Windows PCから使う場合、VNCを使って操作することになるが、漢字キーの扱いが微妙なので油断できない。

**RealVNC [#i3dec4e2]
[[RealVNC - VNC® remote control software:http://www.realvnc.com/]]

***Free Edition [#c181fcc4]
-RealVNCの日本語キーボード・パッチ版はWindows 7 64bit版では動作しない
--会社では漢字キーが使えるようにした『[[RealVNC日本語インストール版:http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se324464.html?ds]]を使っている。バージョン番号は 4.1.2k4 タイムスタンプは 2006/11/28
--上記のバージョンを Windows 7 64bitで動かすと「ホスト名が見つからない」といったエラーになり動作しない
-RealVNC 4.1.3 だと Windows 7 64bit版で動作するが、漢字キーをサポートできない
-IPv6に対応できていない

***Personal Edition [#f25dc7e9]
-Personal Edition は 1ライセンス 30.00 USD だが、Viewer だけなら使っても良いようだ
-Personal Edition 4.6.3 (32bit版) を Windows XP で使ってみた。漢字キーも通るし IPv6 にも対応できている
-Personal Edition 4.6.3 (64bit版) を Windows 7 で使ってみた。漢字キーも通るし IPv6 にも対応できている
-Personal Edition には自動的に隠れる Tool Bar が付いているが、remmina と同じ位置に出るのでネストして使う場合、混乱する。幸い remmina の Tool Bar の方が少し大きいので助かっている
-VNC Viewer for iOS は 850円で販売中

***File Transfer [#h6788245]
-x11vncの起動オプションで -tightfilexfer もしくは、-ultrafilexfer (必要に応じて -rfbversion 3.6 -permitfiletransfer) を
付けてれば、Personal Edition の File Transfer を使ってファイルの転送ができるようだが、x11vnc を root 権限で動かす必要がある。
ファイルの転送も root で行われるため今ひとつだ。
-tightfilexfer と ultrafilexfer + rfbversion 3.6 + permitfiletransfer を試してみたが、RealVNC Personal Edition のファイル転送は反応しないようだ。

***x11vncのオプション [#z23d6805]
-起動オプションで -ncache 10 -ncache_cr を付けてみた。画面切り替えは早くなったが、ちらついたりすることがある。マウスカーソルを下辺に持って行くと画面全体がスクロールして内部バッファが見えてしまう。

**TightVNC [#o67b109e]
-http://www.tightvnc.com/ を使ってみてはどうか → Windows XPで使ってみた限りでは漢字キーは送れないようだ

**TeraTerm を使っての接続 [#yc9214bf]
-[[Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP:http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/]]
-[[iceiv+putty:http://ice.hotmint.com/putty/]] - pagent.exe だけ必要
-[[RealVNC - VNC® Personal Edition:http://www.realvnc.com/products/personal/index.html]] - Download のリンクから
フォームに入力すると Viewer だけダウンロードできる

下記の条件で説明
-SakuraのVPSが vps.example.jp でアクセスできる
-SakuraのVPSのsshdを2222で待ち受けている
-SakuraのVPSのユーザー名は foo である
-PuTTYでsshの秘密鍵を作成している
-PuTTYのpagentで秘密鍵を指定してタスクトレーに常駐させている
-RealVNC Personal Editionを C:\USR\vncviewer\vncviewer.exe に置いている

+LogMeTT(TeraTerm)を起動し、下記のスクリプトを保存、実行する
 args = 'vps.example.jp:2222 /V /ssh /2 /user=foo /auth=pageant /ssh-A '
 strconcat args '/ssh-L5901:localhost:5901 '
 strconcat args '/timeout=8'
 connect args
 if result == 2 then
   pause 4
   exec 'C:\USR\vncviewer\vncviewer.exe "C:\USR\vncviewer\localhost-1.vnc"'
 else
   messagebox 'Timeout' 'Error'
 endif
+最初のvncviewerの呼び出しの際にエラーになるが無視し、TeraTermがsshで接続できることを確認
+C:\USR\vncviewer\vncviewer.exe を起動し、ホスト名に localhost:1 と設定しパスワードを入力して接続する
+ウィンドウ上部中央にマウスを近づけるとツールバーが出るので、Save Connection を押して、
C:\USR\vncviewer\localhost-1.vnc という名前で保存する
+vncviewerのツールバーから Close Connection を押して一旦切断する
+TeraTermのssh接続は logout する

以上の準備ができれば、LogMeTTからスクリプトを呼び出せばすぐにつながるようになる

**解像度の問題 [#c5382578]
VNC Viewerを動かしている Windows PC のモニターが 1280×1024 から 1920×1080 に広がった。
以前は仮想画面も 1280×1024 の PC 画面と同じだったので、
フルスクリーンにしてしまえば問題なかったのだが、1920×1080 だとフルスクリーンにするとPC側で使えない領域ができてしまい、もったいない。
仮想画面も 1920×1080 にしてしまう手もあるが、ノートPCや古いPCから接続する際に広すぎるデスクトップも使いにくい。

仮想画面は 1280×1024 のままで、新しい Windows PC ではフルスクリーンではなくウィンドウ表示を使うことにしたが、縦方向が 1080 とそんなに広くないので Windows のタスクバーが邪魔になる。
自動的に隠すオプションで使ってはいるが、日本語入力のモードだとかタスクバーでアイコンの変化で情報を提供しているものが多く、常時出しておきたいが仕方がない。


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