Music Player Daemon でインターネットラジオ
Raspberry PiにUSB DACとアクティブスピーカーで小型のインターネット・ラジオを作ってみたくなった。 omxplayer で SKY.FM の URL を指定するだけと考えていたのだが、omxplayer が Alsa に対応していないようで、 USB DACを使うには少々面倒だ。
そこで、MPDを入れてついでに音楽サーバー化してしまうことにした。
1. mpc idle コマンドは、曲が入れ替わるなどのイベントまで待つので、以下の様なスクリプトで 再生中のインターネットラジオの曲を表示するようなことができる。 これを小型のLCDに表示すればおもしろいかもしれない。
#!/bin/sh
mpc current
while :
do
mpc idle >/dev/null
mpc current
done
Paspberry Pi本体からのオーディオ出力にはHDMIが使えるのはもちろんだが、アナログ出力は簡易的な回路のようなので、2012年4月頃に雑誌の付録として手に入れて、その後あまり使っていなかった USB DAC (DVK-UDA01) をつないでみた。
otsuka@raspb2 ~ $ lsusb Bus 001 Device 002: ID 0424:9512 Standard Microsystems Corp. Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. Bus 001 Device 006: ID 08bb:2704 Texas Instruments Japan Bus 001 Device 005: ID 056e:1014 Elecom Co., Ltd otsuka@raspb2 ~ $ aplay -l **** List of PLAYBACK Hardware Devices **** card 0: ALSA [bcm2835 ALSA], device 0: bcm2835 ALSA [bcm2835 ALSA] Subdevices: 8/8 Subdevice #0: subdevice #0 Subdevice #1: subdevice #1 Subdevice #2: subdevice #2 Subdevice #3: subdevice #3 Subdevice #4: subdevice #4 Subdevice #5: subdevice #5 Subdevice #6: subdevice #6 Subdevice #7: subdevice #7 card 1: DAC [USB Audio DAC], device 0: USB Audio [USB Audio] Subdevices: 1/1 Subdevice #0: subdevice #0
/etc/mpd.conf に以下の2つを設定すれば、HDMIとUSB DACの切り替え、あるいは両方で音を出すことができる。
audio_output {
type "alsa"
name "HDMI"
device "hw:0,0" # optional
format "44100:16:2" # optional
}
audio_output {
type "alsa"
name "USB DAC"
device "hw:1,0" # optional
format "44100:16:2" # optional
}
再生中に以下のような大量の警告がsyslogに出る。/var/log/{debug,kern.log} が肥大化する。
Sep 14 17:49:12 raspb2 kernel: [ 2444.870807] delay: estimated 0, actual 133
Raspberry PiをMPD(Music Player Daemon)サーバにするを参考に、
/etc/modprobe.d/alsa-base.conf: options snd-usb-audio nrpacks=1
を加えれば出なくなった。
bind_to_address "any" zeroconf_enabled "yes" zeroconf_name "Raspi MPD"
音楽ファイルは、Windows PC に iTunes を入れて、CDからリッピングしたり iTunes Store で購入したりしている。 不測の事態に備えて Buffalo の NAS に定期的にバックアップをとっているのだが、そのバックアップ先の NAS のフォルダを MPD の音楽ファイルのフォルダにマウントして再生できる。
sudo mount -t cifs //192.168.0.10/share /mnt -o ro,user=WORKGROUP/guest,password=guest
sudo ln -s "/mnt/Backup/WinPC1/Music/iTunes/iTunes Media/Music" /var/lib/mpd/music/iTunes
リビングのオーディオ機器は Apple TV と小型のAVアンプを使って組んであり、 それなりに満足して使っているのだが、パソコン・ラックの置いてある部屋に 時々こもって作業することがあり、BGM用にPC用のアクティブ・スピーカー(Speaker System Z323)で つないで聞いていた。こいつはPCで映画などを見るような用途を想定しているようで、 長時間BGMとして聞いているとウーハーからの不自然な低音で疲れてきてしまう。 音量を下げると今度はハムノイズが気になったりして、安かったこともあり、 いい加減に買い換えようと目論んでいた。
高校生の頃、フルレンジとスーパー・ツイーターの組み合わせで自分でエンクロージャを作って 聞いていた頃があって、最近この手のキットが盛り上がっているようなので、気になってはいた。 その頃に比べれば、スピーカーユニットの性能も良くなっていて、フルレンジ一発でもBGM用なら 全く問題ないどころか、わりと大きな音で聞く場合でもがっかりするような音ではなくなっている。 しかしキットとはいえ、板を貼りあわせたり穴を開けたりが大変そうだし、 綺麗な色で仕上げるのはそれこそ手間がかかりそうなので、市販完成品で以前から気になっていた ウッドコーンを使った SX-WD30 に 入れ替えてみることにした。
スピーカはスペックやカタログはあまり参考にならず、試聴が全てだと思うのだが、 SX-WD30は、あまり高額な商品ではないため、じっくり聴けるような環境で展示されておらず、 少し迷ったが、フルレンジ一発の音は大きくハズレを引くとは考えにくいので、 ヨドバシの通販でポッチッと注文することにした。
パソコン・ラックの中は狭いので当然のように大きなAVアンプなどは置けない。 オラソニックのNANO-UA1を検討してみたが、デジタル・アンプはもっと小型で安価なキットや完成品が 沢山あるので、いろいろ試してみるのも悪くないと思い、 手始めに TP-30 を オーダーしてみた。8,000円弱で USB DAC まで内蔵しているので、Raspberry Pi オーディオには最適だ。 ところが、11月中旬(2013)まで入荷しないとのことのなので、SX-WD30がやって来ても音を出すことができない。 苦し紛れにアマゾンで 2,580円 (ACアダプタ付き、送料込み) のデジタルアンプ(LP-2020A)を注文して、 しばらくは音出しすることになった。
LP-2020Aに入っているチップは少し前に話題になっていたようで、 本格的なアンプの出す音とブラインドテストをすると分からないことがあるようだ。 お酒の量販店にある「ドンペリとブラインドテストでも間違える人続出」といって売り出している スパークリング・ワインのようで面白い。
さて、やって来たウッドコーン、フルレンジの SX-WD30 と LP-2020A の組み合わせの音だが、 まだ慣れていないせいか、眼の前に広がる小さな音場が驚きに感じたり、癒やされているように 感じたり安定しない。リビングのオーディオに比べて、スピーカーが小さいので限られた範囲でしか 楽しめないのは想定内なのだが、作業をしながら聞くということにあまり慣れていないせいなのかもしれない。 まあ、以前のPC用のスピーカーに比べれば格段に音楽を聞くことに対しては評価できるようになったのは進歩だ。
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