Fedora CORE 3 を VMware Workstation 4.5.2にインストールする。
#contents
#navi(VMware)
**Tips [#wcd77c67]
+SMP Kernelを使うと異様に遅くなるので、/etc/grub.conf を確認してSMPでない
Kernelがloadされるように設定すること。
+Fedora 3から、デフォルトの言語は英語でデスクトップでは希望すれば
日本語が使える、という環境がインストールしやすくなった。
+diaで日本語入力できるようになった。
+gnome-session-properties(アプリケーション:個人設定:その他の個人設定:セッション)の『自動起動するプログラム』で以下を加える
vncconfig -iconic
ssh-add
gdm(console)からのloginでは、vncconfigがエラーになると思われるが、影響は
無いようだ。
+yum update でGPG-KEYが必要と出る。
sudo rpm --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY-fedora
とすればよい。
+LANG="ja_JP.UTF-8" な環境で vi を使うとまともに編集できない。
LANG=C vi foo.txt
のように使う。
+gzipで圧縮してあっても emacs なら自動的に圧縮伸張処理してくれる。
圧縮してあるファイルを grep するときは、zgrep を使えばよい。
viewは圧縮ファイルで使えないので zless を使う。h で簡単な説明が出るが、
Gで最終行gで先頭行など。
+[アプリケーション:ファイルブラウザ]で、場所バーに smb://192.168.0.5/pub/ と入れると、パスワードを聞いてくる。
接続できれば、Windows Serverをフォルダとしてアクセスできる。
+立ち上げ時にグラフィックを使わないようにするには、/etc/grub.conf でカーネル・パラメータに rhgb を付けないエントリを用意して、それで立ち上げればよい。
**To Do [#r186f7b2]
+OpenLDAP運用ノウハウの確立
+mailman運用ノウハウの確立
+sshで入ってvncserverを立ち上げたり止めたりしていると、ssh-agentが溜まっていく。
+GNOME端末を新規で開いたときの大きさを指定したい。
+VMware固有の問題だが、時刻のずれが激しい。ntpdを使ってもvmware-toolsを
使っても同じようにずれていくようだ。
alias ntpstep='ntpdate -s -b -p 8 ntp'
を /root/.bashrc にセットした。
オプションは、syslogに記録、強制的にstepを起こす、8回サンプリングする
(デフォルトは4回)という意味。
+Rebootを行うと、CDROMの認識がうまくいかないことがあるようだ。
ログインパネルの起動までに時間がかかったり、デーモンが動いてなかったりする。
/dev/hdc の属性が otsuka になっていたりすると、おかしいようだ。
VMware固有の問題かもしれない。Poweroffからやり直せば大丈夫なようだ。
DHCPの問題とごっちゃになっている可能性がある。
+IPv6 Privacy Address Extension が有効にならない
**VNC Server [#db625714]
[[Fedora Core 3 Release Notes:http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/3/i386/os/RELEASE-NOTES-en.html]]
によると、VNC ServerがGDMを含めてRemote Desktopのように使えるようになった、
とあるが、現実には実験レベルなのか何なのかよく分からない。
http://www.redhat.com/archives/fedora-desktop-list/2004-June/thread.html#00007
からのスレッドを読め、となっている。
[アプリケーション:個人設定:リモートデスクトップ] というのがある。
vncの本物の画面をキャプチャしながら動くタイプのサーバーを使うのだと思われる。
しかし、これではログイン画面から入ることはできなさそう。
man Xvnc に載っている xinetd を使って起動する方法を試してみる。
/etc/X11/gdm/gdm.conf:(edit)
[xdmcp]
Enable=true
/etc/services:(add)
vnc 5950/tcp # VNC Server with XDM
/etc/xinetd.d/vnc:(create)
# default: off
# description: vnc with gdm
service vnc
{
disable = no
socket_type = stream
wait = no
user = root
server = /usr/bin/Xvnc
server_args = -desktop vmfc37 -geometry 1280x1024 -inetd \
-query vmfc37 -once securitytypes=none
log_on_failure += USERID
}
sudo /sbin/service xinetd reload
この後、vncviewer で vmfc37:50 に繋ぐと、ログインパネルが出る。
man Xvncには、-inetd -query localhost とせよ、とあるが、
そうすると DISPLAY=localhost.localdomain:50.0 で立ち上がってしまうようだ。
Desktopは問題なく起動するが、last-login の記録が localhost になったり、
emacsが落ちたりする。
最大の問題は、vncviewerを切断したらログアウトになってしまうことだ。
viewerと同じPCからVMwareを使った運用なら問題ないが、
DesktopをそのままにしてPCを切断して帰るといったことが出来なくなる。
また、xdmcpを有効にするには、gdmが動いていなければいけない。
ハードウエアの問題でXを有効に出来ないPCでVNCを使わざるを得ない場合に
設定できない。
**XDMCP [#y51c7ef5]
VNCなど用意しないで、Windowsからログインパネルを含めて
遠隔でデスクトップを使うには xdmcp を有効にすればよい。
[アプリケーション:システム設定:ログイン画面] を開いて、[XDMCPタブ:XDMCPを有効にする]をチェック((/etc/X11/gdm/gdm.conf の [xdmcp] セクションの Enable の値を true にするというほう方法もある))して、一旦ログアウトする。
PCに cygwin と Xserver を入れた環境から 'X -query vmfc37 -once'
(ホスト名は変えること)とすれば、ログインパネルが出る。
別のLinux Boxで gdm 等のログインパネルが出ている状態で、F10を押して出てきた
メニューから、XDMCP Chooser を実行して他のホストにログインすることもできる。
system-config-securitylevel [システム設定:セキュリティレベル] で
ファイアウォールを有効にしていると繋がらない。
コンソールから入って (XDMCP のログイン・パネルが出ているときは、
Ctrl+Alt+Shift+F1でコンソールが出る、戻るのは F7) 以下のコマンドで
一時的に解除できる。
sudo /sbin/iptables -F
sudo /sbin/iptables -X
再び有効にするには、
sudo /sbin/iptables-restore /etc/sysconfig/ipconfig
**Emacs [#ebc50973]
LANG=ja_JP.UTF-8 の状態でかつ、DISPLAY変数の':'の左側が空で無い環境で
emacsを立ち上げると、キー入力した途端に
「Fatal error(11).セグメント違反です」で落ちる。
LANG=C で起動した emacs だと、このようなことは無い。
ただ、LANG=C だと、日本語のファイルを開くときに、.emacsで
language-environmentに"Japanese"を指定していないと
文字化けを起こす。また、指定していてもUTF-8のファイルが
扱えない等の問題を起こすようだ。
DISPLAYの問題を起こさないようにして、LANG=ja_JP.UTF-8 のまま使えるように、
alias edit='DISPLAY=${DISPLAY/*:/:} emacs'
を .bashrc 等に加えておいて、emacs の代わりに edit で立ち上げるようにした。
**VMware Tools [#ye86575d]
VMware Toolsは、Fedoraには対応していないので、何が起きるか分からない。
無くても動くが、時計が頻繁にずれる、Diskのパフォーマンスが悪い、など
あるので、インストールしてみた。
+VMwareのメニューで[VM : VMware Tools インストール]を実行すると、
CD-ROM ドライブに VMware Tools の入ったメディアが入れられたようになる。
+インストーラをコピーして展開する。
sudo mount /media/cdrom
mkdir ~/sys/vmware-tools ; cd ~/sys/vmware-tools
cp -p /media/cdrom/vmware-linux-tools.tar.gz .
sudo umount /media/cdrom
tar czvf vmware-linux-tools.tar.gz
+インストールする。
cd vmware-tools-distrib
sudo ./vmware-install.pl
(すべてデフォルトでよいので Enter で答える)
+VMwareのインストールしたX serverでは、うまく動かないようなので元に戻す。
cd /usr/X11R6/bin
sudo mv X X.vmware
sudo ln -s Xorg X
cd /etc
sudo mv XF86Config XF86Config.vmware
+CUI loginの時にも vmware-toolsを有効にする。
sudo /sbin/chkconfig --levels 2345 vmware-tools on
+タイムサーバー(ntpd)を使っているときは無効にして、
sudo vmware-toolbox
を起動して、ホストとの時刻の同期を有効にしたほうが正確だと思われるが、
実際はどちらもずれが激しいようだ。
http://kerneltrap.org/node/view/3408 - Fedora Core 2用だが、vmware-toolsにパッチを当てて動かす方法もあるようだ。
**OpenSSH [#pae63a91]
sshでFowordX11を有効にしてemacsを立ち上げようとすると、
X protocol error: BadAtom (invalid Atom parameter) on protocol request 20
となる。gnome-terminalだと、
The program 'gnome-terminal' received an X Window System error.
This probably reflects a bug in the program.
The error was 'BadAtom (invalid Atom parameter)'.
(Details: serial 3 error_code 5 request_code 20 minor_code 0)
(Note to programmers: normally, X errors are reported asynchronously;
that is, you will receive the error a while after causing it.
To debug your program, run it with the --sync command line
option to change this behavior. You can then get a meaningful
backtrace from your debugger if you break on the gdk_x_error() function.)
となる。
[[『OpenSSH FAQ OpenSSH 3.8 にアップグレードしたら、いくつかの X11 プログラムが動かなくなった』:http://www.openssh.com/ja/faq.html#3.13]]によると、~/.ssh/config に ForwardX11Trusted yes を設定するか、ssh のオプションで -Y を付ければよい、とのこと。
OpenSSHのバージョンは、Fedora Core 2 は 3.6.1p1 で、Fedora Core 3 は 3.9p1。
cygwinも3.9p1だが、こちらはエラーになることは無いようだ。
**yum [#pb305c53]
FC3で自動的にミラーを使ってくれるのはいいのだが、遅いミラーに当たったときの
処理ができない。Ctrl+Cを押せば、次のミラーに移ってはくれるが、しばらくすると
yum自体が実行を止めてしまうようだ。再度yumを実行すると再開できるようだが、
ここで別のミラーに当たると更新ファイルの存在状況などが異なるために、
おかしなことになってしまう。
-http://fedora.redhat.com/download/mirrors/fedora-core-3 - yumが自動で参照するミラーリスト
-[[How to build your own local mirrorlist for yum in FC3:http://fedoranews.org/tchung/yum-mirrorlist/]] - [[FC3でyumのミラーリストを作成する方法:http://fedoranews.yanbaru.dyndns.org/articles/yummirrorlist/index.html]]
-[[@IT:Fedora Core 3でyumを使うには:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/672errymfc3.html]] - GPGキーのインストール方法
ftp.iij.ad.jp には、非公式ながら fedora のリポジトリが存在するので、これを使うように自前のミラーリストを作成した。
[2005/7/12] ftp.iij.ad.jp の update リポジトリは更新していないようなので、
local-base:
http://www.t.ring.gr.jp/archives/linux/fedora/linux/core/3/$ARCH/os
local-updates:
http://www.t.ring.gr.jp/archives/linux/fedora/linux/core/updates/3/$ARCH/
を加えた。[[参考:http://www.geocities.jp/essential_singularity/linux/fedora3.html]]
**nvu [#b1198687]
[[nvu:http://www.nvu.com/]]が動かない。([[Mozillaから派生したWYSIWYGなHTMLエディタ「Nvu 1.0」ベータ版発表:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/12/03/5639.html]])
FC3では、そのまま動かすと以下のエラーになる。
sudo tar xjvf /home/otsuka/tmp/nvu-0.60-pc-fedora2.tar.bz2 -C /opt
/opt/nvu-0.60/nvu-bin: error while loading shared libraries: \
libstdc++.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
compat-libstdc++を入れれば動くようだ。
sudo yum install compat-libstdc++
**DHCP Client [#h12431ee]
通常サーバーとして使うときはIPを固定するのだが、
試験運用やデスクトップとして使うときは、DHCP Clientで運用することもある。
時々立ち上げに時間がかかることがあり、その場合いくつかのデーモンの
起動に失敗しているようである。
このような場合でも、/etc/hostsに自分のホスト名とIPアドレスを書いておくと
安定して立ち上げることが出来るようだ。
DHCP自体が失敗しているような場合もある。VMware固有の問題なのか詳細不明。
以下の内容を /etc/dhclient-enter-hooks として置いておくと
/etc/hostsの書き換えを自動化できる。
#!/bin/bash
# dhclient-enter-hooks
if [ x$reason = xBOUND ] || [ x$reason = xREBOOT ]; then
if [ x$new_ip_address != x ]; then
sed -i.bak -e "/`hostname`/s/[0-9\.]*/$new_ip_address/" /etc/hosts
fi
fi
exit_status=0
exit $exit_status
初めて使うときは、hostsに自分のIPをセットするためにrootで以下を実行すること。
echo -e "`ifconfig eth0 | grep "inet addr" | \
awk '{ print substr($2,6)};'`\t${HOSTNAME} ${HOSTNAME/.*/}" >>/etc/hosts
-[[Manpage of dhclient:http://www.linux.or.jp/JM/html/dhcp2/man8/dhclient.8.html]]
-[[Manpage of dhclient-script:http://www.linux.or.jp/JM/html/dhcp2/man8/dhclient-script.8.html]]
ここまでやって、実は VMware の問題であることが発覚。
『[[VMware にインストールした時ネットワークが起動しない>linux2ch:FAQ/Distribution/Fedora#ia8d3735]]』によると、
VMware上にインストールした時、DHCP で IPアドレスを取得する設定にしているとネットワークがリンクアップしていないため起動しないという報告がある。
cat <<EOD >ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
# VMware only
check_link_down () {
return 1;
}
EOD
sudo cp ifcfg-eth0 /etc/sysconfig/network-scripts/
sudo cp ifcfg-eth0 /etc/sysconfig/networking/devices/
としたら、安定して立ち上がるようになった。
**インターネット・リンク [#i6f9c702]
-[[Fedora Project, sponsored by Red Hat:http://fedora.redhat.com/]]
-[[Fedora JP Project - Official Site:http://fedora.jp/]]
-[[xfceをFedora Core 2で使う:http://yanbaru.dyndns.org/fedoranews/contributors/xfce/index.html]] -- 軽量Desktop
-[[FedoraNEWS.ORG:http://fedoranews.org/]] -- Security Update情報やコラム等
-[[@IT:yumコマンドでよく利用するコマンド:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/611usefllyum.html]]
-[[FaqDistributionFedora - 2ch-Linux-Beginners:http://linux2ch.bbzone.net/index.php?FAQ%2FDistribution%2FFedora]] -- 重要なFAQ
-[[japan.linux.com | Fedora Core 2:「使える」ようにする方法:http://japan.linux.com/desktop/04/07/08/0018220.shtml?topic=1]] -- 「サウンドカードから聞こえるホワイトノイズ」の解決方法など
-[[戸高芳広の独り言:http://yanbaru.dyndns.org/]] -- FedoraNewsの日本語訳やFAQなど
-[[Home - Freedesktop.org:http://www.freedesktop.org/wiki/]] -- GNOMEやKDEとその周辺ツールに関する情報
**rpm tips [#db1c1ff4]
|操作内容|コマンド|h
|パッケージのインストール|rpm -ivh package.rpm|
|インストールされる前のパッケージについて調べる|rpm -qpi package.rpm|
|インストールされるファイルの一覧を得る|rpm -qpl package.rpm|
|ファイルがどのパッケージに含まれているのか調べる|rpm -qf installed-full-path-file|
|パッケージのリストを調べる|rpm -ql package|
|インストールされているパッケージのバージョン|rpm -qi package|
|インストールされているパッケージに改ざんなどが無いか検証する|rpm -V package|
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