cygwin の情報

cygwin tips

X server

setup.exeで、X-start-menu-icons というパッケージを入れれば、[スタート:Cygwin-X:XWin Server] にX serverを起動するためのアイコンが出来る。そのための関連ファイルもインストールされるが、フォントは自動的にはインストールされない。

一般的な GNOME のデスクトップを持つ Debian Linux の X端末として動作させるのに必要なフォントがどれなのかよく分からないので、とりあえず下記を選択してみた。

デフォルトだと75dpiで立ち上がるので、メニューなどの文字が小さく感じる。 cp /usr/bin/startxwin.bat ~/bin/ とやって、/home/otsuka/bin/startxwin.bat を エディタで開いて、

%RUN% XWin -multiwindow -clipboard -silent-dup-error

となっている箇所の最後に -dpi 100 を加えて保存。

C:\cygwin\bin\run.exe へのショートカットを作成して、引数に /home/otsuka/bin/startxwin.bat をセットすれば、100dpiで立ち上がるようになる。

VPN

Windows 2000/Xp のリモートVPNで、会社につないで社内のサーバーに ssh で接続してからポート転送で VNC Server を呼び出す動作を cygwin の bash で自動化してみる。

  1. Windowsのダイアルアップのウィザードで"VPN Kaisya"という名前でVPN接続を作る。
  2. localhostの5900ポートに接続するVNC Viewerの接続設定を、パスワードを含む形で $HOME/bin/localhost.vnc として保存しておく。
  3. $HOME/.ssh/config にVNCのポートを転送するように記述する
    Host mysshsv
      LocalForward 5900 localhost:5900
  4. 以下のスクリプトを適当なファイル名で保存する。otsukaとかdomainとかは、 自分の設定に読み替えること。
    #!/bin/sh
    rasdial "VPN Kaisya" otsuka * /DOMAIN:domain
    (sleep 5 ; cygstart $HOME/bin/localhost.vnc) &
    ssh mysshsv
    rasdial "VPN Kaisya" /DISCONNECT
  5. 切断するときは、まずVNC Viewerを閉じてから、mysshsvをlogoutすれば、 VPNも自動的に切れる。

XDMCP

PCに cygwin と Xserver を入れた環境からログインパネルを含めて 遠隔でデスクトップを使うには xdmcp を有効にすればよい。 Fedora Core 3で、[アプリケーション:システム設定:ログイン画面] を開いて、[XDMCPタブ:XDMCPを有効にする]をチェック*1して、一旦ログアウトする。 cygwinのコンソールから、

X -query hostname -once

(ホスト名は変えること)とすれば、ログインパネルが出る。

X -broadcast -once

とすれば、最初に応答したxdmにつながる。

別のLinux Boxで gdm 等のログインパネルが出ている状態で、F10を押して出てきた メニューから、XDMCP Chooser を実行して他のホストにログインすることもできる。

関連リンク


*1 /etc/X11/gdm/gdm.conf の [xdmcp] セクションの Enable の値を true にするという方法もある

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Last-modified: 2009-02-05 (木) 18:20:17 (5530d)